2024/08/03
先日、グループ会社の経営指導をしている中で
「誤字脱字を撲滅する」という社内通達について議論してました。
その社長が心配していたのは、
「あまりにも当然の通達で、会社のレベルが低く感じられないか?」でした。
確かに、「社会インフラになる」や、「国内で唯一の」と謳っている会社からすると、ちょっと地味にも思える通達ですが、本当は凄いことを言い始めているのです。
90%までは達成できるけど、100%は難しい。
僕は「誤字脱字を撲滅する」というのは、非常に難易度の高い要求だと説明しました。
僕自身、2017年に入ってからも、おそらく10~20の誤字脱字はしていると思う。
つまり、誤字脱字を撲滅することは、
「90%=できる」と思っている人には難しくない通達で
「100%=できる」と思っている人には、非常に難しい通達なのです。
「スゴイ」と呼ばれる人たちは、「当たり前」をすごく徹底している。
もしも誤字脱字を100%撲滅できるようになったら、君たちは間違いなくすごい会社になる。
90%で満足するアマチュアになるな!
と激励させてもらいました。
一流ほど、当たり前を大切にしている
余談ですが、数回通ったことのある「虎白」というレストラン
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13049130/
食べログスコアで 4.49 をも誇る和食のお店で、
一品一品にすごいコダワリで、最高の味を届けてくれます。
しかし、ここのカウンターで食事をすると、調理場からすごい声が聞こえてきます。
まるで池袋の光っている通信会社のような気合の声。
「ありがとうございます」
「失礼します」
見えない調理場から、徹底した所作と挨拶を大事にしているのがわかります。
さすが、一流のお店は、些細なことを大切にされているなぁと、行くたびに感動をします。