ぢろぐ~馬鹿が日本を元気にする

このブログは、「馬鹿が日本を元気にする」を理念に掲げ、 泣いたり笑ったり、ときおり本気で闘ったりしている、 BNGグループ代表 蔵元二郎の日々をつづる、ちょっと九州男児な日記である

日報やSFAの入力をしないトップセールスマンをどう処遇すべきか?

time 2018/05/11

日報やSFAの入力をしないトップセールスマンをどう処遇すべきか?

先日、ある社長に相談されたことを共有しておきます。

 

 

日報を提出しなかったり、SFAや顧客DBなどの入力をしないトップセールマンたち。

一方で、ちゃんと入力するけど売上成果はパッとしない営業マンたち。

それぞれを、どう処遇するべきか?

 

 

という相談。

あるある話ですね。

 

 

で、僕がアドバイスした結論ですが、「市場規模と目指せるシェア次第」

もう少し具体的に言うと「目指せる会社(もしくは営業組織)の規模次第」だということです。

 

 

もしも、市場規模が小さい、もしくは目指せるシェアが小さくて、営業組織が10名程度なのであれば、入力をする凡庸な営業マンよりもトップセールスを重用した方が良い、結果的は利益率が高くなると思います。

 

一方で、市場規模が大きい、目指せるシェアが大きくて、営業組織が10名以上に出来る場合は違う。営業組織が30名とかになると、組織戦を取らざるを得なくなるはずです。

そうなると顧客データベースや、営業組織の「マクロ的な数値分析(よく目視飛行ではなく計器飛行と呼びます)」が必須になるはずです。

こうなると、一人のトップセールマンガあげられる個別利益よりも、全体の生産性が10%あがる組織利益のほうが大きくなります。なので、入力をしないトップセールスマンを重用するのではなく、補完する手立てを取ったほうが良くなります。

 

具体的には、以下になります。

1.評価しない(退職してもらう・給与を下げる)

2.入力が簡単なシステムを導入する

3.アシスタントをつける

 

2をするにも、3をするにも投資原資が必要なので、結局のところ1は避けられないと思います。

 

 

ただ、市場規模とシェアはかなりクリティカルに考えるべきです。

経営者は大きな夢を持っているので、自社が対面している市場を大きく見がちです。

本当に勝てる、本当にリソースを集中投下している市場を、冷静に見つめる必要があります。

 

「WEBマーケティング市場」なんて雑な定義ではダメです。

 

例えば

「SNSを中心に据えている、年間予算が1000万円~5000万円程度の、プロダクトを持たないB2B企業、を対象としたWEBマーケティング市場」みたいに絞り込むことが必要です。

もし、その絞込みが出来てないなら、そもそも経営戦略をちゃんと考えましょう。

 

 

ドラッガー先生が言ってます。

「対象とするお客様を決めること」から始まると。

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プロフィール

蔵元ぢろ

蔵元ぢろ

鹿児島県出身。九州大学卒業後、大手金融機関にて採用・経営企画に携わった後に、ベンチャー企業にて新規事業の立ち上げに従事。 で、いろいろ経て。27歳で、ジェイブレインという会社を創りましたとさ。 34歳でBNGパートナーズを起業しましたとさ。気が付けば7社くらいのBNGグループになりましたとさ。つづく。