ぢろぐ~馬鹿が日本を元気にする

このブログは、「馬鹿が日本を元気にする」を理念に掲げ、 泣いたり笑ったり、ときおり本気で闘ったりしている、 BNGグループ代表 蔵元二郎の日々をつづる、ちょっと九州男児な日記である

なぜ、就職活動で「この会社に入社したら、自分は何が得られるか?」と考えたらいけないのか?

time 2016/02/22

なぜ、就職活動で「この会社に入社したら、自分は何が得られるか?」と考えたらいけないのか?

30代にして数百名の企業の取締役を務める某氏。

彼から学ぶ就職活動の考え方をシェアしたいと思います。

 

 

某氏、就職活動のときには、10社以上の内定をもらった。

彼なりの判断で、最後は2社にまで絞り込んだ。

 

 

1社は、人気企業で人材輩出企業として有名なリクルート。

もう1社は、10名規模のベンチャー企業。

 

 

 

何人かに意見を聞いてみたところ、全員が「リクルートが良い」とアドバイスしてくれたそうです。

 

 

 

しかし、某氏は「自分が貢献できるのは、どっち?」と考えました。

多くの優秀な人材が応募してくれて、素晴らしい仕組み・商材・システム・文化があるリクルートは、自分じゃなくても貢献してくれる人が居るだろう。

一方で、10名規模のベンチャー企業は、業歴も浅く、事業基盤も脆弱で、多くの学生が応募しているとは考えづらい。

 

 

であれば、自分が貢献すべきはソッチではないか?

と考え、大変であろうことは覚悟しつつも、飛び込んだそうです。

 

 

 

入社後、予想通り、十分な教育システムもなく、ビジネスも脆弱で、貢献せざるを得ないことが多く、約10年必死で戦い抜いてきたそうです。

で、結果的には30歳くらいで取締役に就任し、新たな成長を求められ、結果として成長もしてきた。

 

 

これは、ドラッガーさんが言うところの、「プロは組織にいかに貢献するかにフォーカスすべき」という発想と同じだと思います。

「成果を上げるには、果たすべき貢献を考えなければならない」
ピーター・ドラッガー

 

就職活動をする学生さんは、初めてのことなので、ついつい「自分は何が得られるか?」で物事を判断しがちですが、その発想自体がプロの発想ではないのです。

そもそも、その発想が出来る社会人も多くは無いので、仕方がないことかもしれませんが・・・・

 

 

ですので、企業説明会や面接に行ったら、ちょっとだけでも以下みたいな見方をしてもらえると嬉しいです。

 

×:この会社に入社したら、自分は何が得られるか?

○:この会社に入社したら、会社にどんな貢献が出来るか?

 

 

せめて、何かのご縁でこのブログを読んでくれた学生さんの一部でも、「貢献することがプロ」という発想に至ってくれれば幸いです。

down

コメントする




プロフィール

蔵元ぢろ

蔵元ぢろ

鹿児島県出身。九州大学卒業後、大手金融機関にて採用・経営企画に携わった後に、ベンチャー企業にて新規事業の立ち上げに従事。 で、いろいろ経て。27歳で、ジェイブレインという会社を創りましたとさ。 34歳でBNGパートナーズを起業しましたとさ。気が付けば7社くらいのBNGグループになりましたとさ。つづく。