2024/08/03
30代にして数百名の企業の取締役を務める某氏。
彼から学ぶ就職活動の考え方をシェアしたいと思います。
某氏、就職活動のときには、10社以上の内定をもらった。
彼なりの判断で、最後は2社にまで絞り込んだ。
1社は、人気企業で人材輩出企業として有名なリクルート。
もう1社は、10名規模のベンチャー企業。
何人かに意見を聞いてみたところ、全員が「リクルートが良い」とアドバイスしてくれたそうです。
しかし、某氏は「自分が貢献できるのは、どっち?」と考えました。
多くの優秀な人材が応募してくれて、素晴らしい仕組み・商材・システム・文化があるリクルートは、自分じゃなくても貢献してくれる人が居るだろう。
一方で、10名規模のベンチャー企業は、業歴も浅く、事業基盤も脆弱で、多くの学生が応募しているとは考えづらい。
であれば、自分が貢献すべきはソッチではないか?
と考え、大変であろうことは覚悟しつつも、飛び込んだそうです。
入社後、予想通り、十分な教育システムもなく、ビジネスも脆弱で、貢献せざるを得ないことが多く、約10年必死で戦い抜いてきたそうです。
で、結果的には30歳くらいで取締役に就任し、新たな成長を求められ、結果として成長もしてきた。
これは、ドラッガーさんが言うところの、「プロは組織にいかに貢献するかにフォーカスすべき」という発想と同じだと思います。
「成果を上げるには、果たすべき貢献を考えなければならない」
ピーター・ドラッガー
就職活動をする学生さんは、初めてのことなので、ついつい「自分は何が得られるか?」で物事を判断しがちですが、その発想自体がプロの発想ではないのです。
そもそも、その発想が出来る社会人も多くは無いので、仕方がないことかもしれませんが・・・・
ですので、企業説明会や面接に行ったら、ちょっとだけでも以下みたいな見方をしてもらえると嬉しいです。
×:この会社に入社したら、自分は何が得られるか?
○:この会社に入社したら、会社にどんな貢献が出来るか?
せめて、何かのご縁でこのブログを読んでくれた学生さんの一部でも、「貢献することがプロ」という発想に至ってくれれば幸いです。