2024/08/03
感情に行動を支配される人はビジネスマンに向いてない
残酷なセリフですが、経営者の間では有名な教えです。
しかし、より多くの責任と権限を持てば、とてつもないプレッシャーやストレスにさらされるのも事実であり、そんな中で感情的にならないことは決して容易ではありません。
では、感情をコントロールできている人は、もって生まれた特別なスキルがあるのか?
答えはNOです。
多くのエグゼクティブを見てきた経験や、書籍等の教えを実践してきた自らの経験から言うと、2つの方法によって、感情をコントロールする方法があります。
1つ目は、「生活習慣」です。
世の中には「感情に行動を支配される人」と「行動で感情を支配する人」の2種類が存在します。
人間は弱い生き物です。
ただでさえ弱い生き物が、ましてや生活習慣が乱れていると、自らの感情すらコントロールすることができずに、行動までも支配されてしまいます。
➡前日遅くまで夜更かしをする
➡ギリギリに目覚める
➡目覚めたら部屋が散らかっている
➡朝の準備に手間取る
➡ギリギリの電車に乗り遅れる
➡(恒例の)ダイヤ乱れで出社が遅れる
➡同僚から冷たい視線を浴びる
みたいな状態で、何か小さなアクシデントが起こると、ついつい癇癪を起したくもなるものです。
では、「行動で感情を支配する」とは、どういうことかというと、「アクシデントが起きても冷静に対応ができる“良い状態の自分”を常に維持すること」です。
個人的にオススメするのは、以下のような簡単な生活習慣です。
➡早起きして15分で良いのでジョギングする
➡1時間前にオフィス最寄り駅に到着して、30分だけカフェで読書する
➡30分前には出社して、同僚に笑顔で挨拶をする
他にもいろいろな方法があると思いますが、少なくともこの3つを実行して日々不機嫌な人は見たことありません。
2つ目は、簡単に言えば「慣れ」です。
「行動で感情を支配する」を習慣とし、数多の試練を乗り越えていくと、ちょっとやそっとのことでは感情を揺さぶられなくなります。
目玉焼きを焦がしてフライパンから黒い煙が、、、、
料理を覚え始めた小学校低学年のころならきっと動揺していたに違いません。
しかし、今となれば、「あ、やっちゃった」と冷静に対処できます。
それと同じで、数多の試練を乗り越えることで、経験値的に感情を支配することができるようになります。
ゆえに、まずやる対処としては1つ目の「行動で感情を支配する = 生活習慣」です。
簡単なことです。誰にでも出来ることです。
「感情に支配されない人生」を選択するかどうかだけです。