ぢろぐ~馬鹿が日本を元気にする

このブログは、「馬鹿が日本を元気にする」を理念に掲げ、 泣いたり笑ったり、ときおり本気で闘ったりしている、 BNGグループ代表 蔵元二郎の日々をつづる、ちょっと九州男児な日記である

「裸の王様 ~ 成果を出せない人に共通するメタ認知の甘さ」

time 2017/02/27

「裸の王様 ~ 成果を出せない人に共通するメタ認知の甘さ」

BNGパートナーズでは、マネージャー職以上に個人情報保護士の資格取得を義務付けています。

先日、そのことについて某マネージャーに忠告した話を、メタ認知というテーマを含めて記しておきます。

 

 

伝えたいことを先に言うと

メタ認知(自己認知の認知)はとても大事で、成果を出せない人に共通するのは、メタ認知が甘いということです。

 

で、某マネージャー

個人情報保護士に不合格だったので注意をしました。

で、いろいろと話をしている中で、甘さを感じたこと。

 

(前提)
・合格するためには正答率80%
・設問がかなりいやらしい

 

 

彼が言うには
・勉強はした
・不合格ではあった
・しかし、「ひっかけ問題」で不正解だった
・十分に理解はしている

 

確かに、設問はいやらしいです。

僕も、初回受験時には、「ひっかけ問題」で1点足らずに不合格でした。

しかし、僕は「あなたは理解していない」と伝えました。

 

 

 

社会は95%の理解度を求めている

 

「ひっかけ問題」で試験に落ちた人の多くは、「80点の理解度はある」と思ったでしょう。

しかし、それは所詮、自己評価でしかないのです。

 

 

合格している人は、正答率95%で、「引っかけ問題」に10%は引っかかって

結果的に85%の正答率で、合格をしているのです。

 

 

なので、「引っかけ問題」に引っかかって不合格ということは

理解率80%で、「引っかけ問題」に10%引っかかって

結果的に70%の正答率で、不合格をしているということです。

 

 

自分が不合格だったのは、「引っかけ問題」のせいで

内容的には理解している。

というのは、所詮、アマチュアの自己評価でしかないということです。

 

 

僕自身、2度目の受験で受かった時

正答率は86%でしたが、自己回答率としては95%正解の自信がありました。

しかしやはり、10%程度の「ひっかけ問題」で86%の正答率になったのです。

 

 

つまり

「95%の理解率の時に、85%の正答率となり、それを合格と呼ぶ」と

認定機関が定義しているのであり、

80%理解率は不合格と定義しているのです。

 

 

成果を出せない人はメタ認知が甘い

 

冒頭にメタ認知と言いましたが

成果を出せない人は、「自己認知に対する認知が甘い」ものです。

「自分は出来ている」と評価しているが、社会は認めてくれない。

会社が認めてくれない、顧客が認めてくれない、と不満を抱えています。

 

 

しかし、冷静に考えてください。

評価は他人が下すものです。

「客が俺たちの面白さを理解してない」と言う芸人ほど、惨めなものはありません。

 

同じように「会社が、社会が、俺を正しく評価してない」と思う組織人ほど、惨めなものはありません。

 

多様化、ダイバーシティが進むに従い

評価が、多方面から、多様な評価をされるようになります。

望まない評価を向けられたとき、ついつい評価者(社会)を批判したくなる気持ちはわかりますが、それは弱さであり、目を背けているだけです。

 

これまで5000人以上の幹部人材を見てきた経験からしても、メタ認知がズレている人で成功している人は、ほとんどいません。

 

もし、社会が自分を適切に評価していないと思うことがあれば、立ち止まって客観的な自己評価をすることが大事です。

それを出来ない人を、アンデルセンという大先輩が「裸の王様」という童話で例えているので、当てはまる人にはぜひ読んで欲しいものです。

 

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プロフィール

蔵元ぢろ

蔵元ぢろ

鹿児島県出身。九州大学卒業後、大手金融機関にて採用・経営企画に携わった後に、ベンチャー企業にて新規事業の立ち上げに従事。 で、いろいろ経て。27歳で、ジェイブレインという会社を創りましたとさ。 34歳でBNGパートナーズを起業しましたとさ。気が付けば7社くらいのBNGグループになりましたとさ。つづく。