ぢろぐ~馬鹿が日本を元気にする

このブログは、「馬鹿が日本を元気にする」を理念に掲げ、 泣いたり笑ったり、ときおり本気で闘ったりしている、 BNGグループ代表 蔵元二郎の日々をつづる、ちょっと九州男児な日記である

上司に不満だらけの僕を救ってくれた言葉(20代の頃の話)

time 2016/06/03

上司に不満だらけの僕を救ってくれた言葉(20代の頃の話)

20代の頃、僕は、ある上司(Aさん)が仕事が出来ない事に大きな不満を抱えていた。

それを上司の上司(Bさん)に、ポロッと愚痴ったとき、僕は救われた経験があるのでシェアしたいと思う。

 

 

Aさんは、(実際はわからないが)当時の僕には、非常に仕事が不得手な上司に見えた。

ブラックボックスは作るし、他部門からのクレームを良く受けているし、判断基準も不明瞭だった。実際、他部門から話しかけやすかった若手の僕は、「お前んとこ、どないなっとんねん?」とか、「大変やろ(苦笑)」などと声をかけてもらうことが多かった。

僕は非常に嫌な思いをしていた。自部門の評価が低いことは、自身の評価が低いということだし、悔しかった。どうにかしたいと思っていた。

そうは思いながらも、同僚なんかにはAさんへの不満をよく話していた。

 

 

あるとき、Aさんの上司にあたるBさんと話すことがあった。

僕はいつもの調子でAさんへの不満を、知らず知らずのうちにぶつけていた。

そこでBさんが教えてくれたことは、とても大切なことだった。

 

 


「Aさんに言っているのですが・・・・ツラツラツラ・・・・」

Bさん
「まあでも、馬鹿を使えない奴はもっと馬鹿だからな


「どういう意味ですか?」

Bさん
「そのまんまだよ。
お前はAさんが無能だと言っているが、お前は無能な人ですら管理できない“もっと無能な人材”ということだよ。
いいか、人には得手不得手がある。Aさんには不得手なことがたくさんあるかもしれない、しかし、それが分かっていながら成果を出せずにいるお前はそれ以下だ。他人の責任にしているだけで、お前は何をしたんだ?」


「・・・・・」

 

 

僕はとても悔しかった。

たしかに批判ばかりしている自分が嫌いでもあったし、結果として成果を出せていない自分を守ろうとAさんの批判をしていたことに気付いた。

 

 

それから、「馬鹿を使えないやつは馬鹿」という言葉を肝に銘じて行動し始めた。

Aさんが「私がやっておきます」と言っても、任せられないと思えることは「いや、僕がやりますので関係書類を全部出してください」と言ったり、納期が月末の処理を、25日までに提出してくださいとAさんに指示をしたりした。

Aさんが「会社の方針として・・・・」と言っても、オカシイと思うことはBさんに確認をしたり、他部門の責任者に直接聞きに言ったりした。それまでAさんというバイアスが生んでいた多くの他部門との誤解も解け、業務がスムーズにまわり始めるようになった。

そうすると、他部門の責任者もAさんに連絡しても不十分と感じたことは、僕に問い合わせが入るようになってきた。

 

 

 

それが組織として良いか悪いかは議論が残ると事だけど、いずれにしても全社としての成果は出せるようになったし、僕もチカラを付ける機会になった

 

 

 

 

厳しい現実だが、この世に完璧な上司なんていない。

そんな現実社会の中で、愚痴を言うのも、上司をマネジメントして成果を出すのも、自分の選択次第だということだ。

誰にも強要されることではないので、自分の意思で選択すれば良い。

 

 

 

これは上司にも言える。

この世に完璧な部下なんていない。

それを愚痴るのも、マネジメントを発揮して成果に向かうのも、選択次第だ。

 

 

大事なのは、「成果にフォーカス」する人が、一人でも多くチームに存在するかということだ。

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プロフィール

蔵元ぢろ

蔵元ぢろ

鹿児島県出身。九州大学卒業後、大手金融機関にて採用・経営企画に携わった後に、ベンチャー企業にて新規事業の立ち上げに従事。 で、いろいろ経て。27歳で、ジェイブレインという会社を創りましたとさ。 34歳でBNGパートナーズを起業しましたとさ。気が付けば7社くらいのBNGグループになりましたとさ。つづく。