2024/08/03
BNGパートナーズには「本のソムリエ」という勉強会があります。
有志で名著を読み、意見交換をする場です。
それは感想だったり、解釈だったり、質問だったり、問題提起だったり。
原則として、そこでの決議は行われませんが、組織を底上げするという意味では有意義な取り組みだと思ってます。
そういう訳で、4回目となるビジョナリーカンパニー2を読んでいます。
何度読んでもボコボコにされる1冊です。
特に、「規律」というキーワードには、いつも叩きのめされます。
「規律」といういたずら猫が、僕をダンゴ虫のように、コテンパンにしてくれます。
で、昨晩、自宅近くで夕食を取りながら改めて自戒した事。
BNGパートナーズには、前期は3部門、今期は4部門があるのですが、その組織の業績と規律はやはり相関関係が高い傾向にあるということ。
特に「チェックの甘いシーン」で、それは顕著になる。
相手が顧客や、僕であれば守られる規律も、部下や同僚となると違う。
恐ろしく恥ずかしいことだが、現実としては存在している。
例えば早朝会議の時間。
相手が僕であれば、1分も遅れることなく正確に無慈悲に開始されることを知っているし、準備が不十分であれば叱責されることも知っている。
しかし、部下や同僚との早朝会議であれば、始まりが遅れたり、遅れても問題視されなかったりしているシーンがある。
これはつまり業績と大いに関係がある。
仕事の殆どは、「自分との約束」の集積であり、「相手との約束」は集積の頂上の一部、氷山の一角に過ぎない。
自分との約束が甘いと、仕事は残酷なまでに成果まで導いてくれない。
数千万円するアストンマーティンが、歯車1つ外れただけで動かないように、それは残酷である。
だから、自分の中の規律が、組織の規律となり、成果として現れる。
改めて、細かい戦略思考やスキルが業績や熱中をもたらしているのではなく、規律こそがそれをもたらしていることを痛感します。
そして、各部門の規律の乱れを看過している、もしくは後手に回っているのは自分の行いの稚拙さであり、つまりは自分の規律の欠如である。
書いていて、苦しくて恥ずかしい限りですが、その痛みが成長痛だと思い、Mっ気満載で引き続き「本のソムリエ」を楽しみたいと思う。