（社内向け）社内に病原菌をふりまくな

完全に社内向けのブログです。社外の方には、表現など通じないことがあるかもしれませんが、ご容赦ください

最近、デスククリーンが徹底されてないことが散見されます

これが如何に「多くの惨事」を呼び起こしているかを、冒頭キャプチャーの本（ スタンフォードの自分を変える教室 ）を引用して説明します。

P302　ルール違反の「形跡」が自制心を低下させる

（前略）
実際の下準備として、マナーの悪い人たちがいたような「形跡」をわざと仕込んでおきます。たとえば「駐車禁止」とデカデカと書いてある看板のすぐ脇のフェンスに自転車をチェーンでつないだり、「ショッピングカートは店内に返却してください」という表示のあるスーパーの駐車場にカートを置きっぱなしにしたり。

この研究によって、ルール違反も感染することがわかりました。研究者らが仕掛けたワナにまんまと引っかかった人たちは看板のルールを無視しました。他の人がやったことを真似して自転車をフェンスにくくりつけ、ショッピングカートを駐車場に放置したのです。

しかし、影響はそれだけではありませんでした。

自転車置き場でないところに自転車が停めてあるのを見た人が、近道のためにフェンスを乗り越え、通り抜け禁止の路線に入っていく姿が目立ちました。

１つのモラルハザードが、同じモラルハザードだけでなく、他のモラルハザードをも誘引したということです。

これをＢＮＧのデスククリーンに置き換えると、Ａさんがデスククリーンを守らなかったとします。すると、その病原菌（あえて病原菌と言います）は、Ｂさん、Ｃさんに感染し、違う病状を生みます。Ａさんの病原菌は、Ｂさん、Ｃさんに違う病気を伝染するのです。

Ｂさんは時間を守らなくなり、Ｃさんは仲間の陰口を言うようになります。

これが組織の規律と言われるもので、古くから「挨拶が出来ない会社、整理整頓が出来ない会社は倒産する」という故事成語として伝えられているのです。

たかがデスククリーンですが、されどデスククリーンなのです。デスククリーンを守らない組織が、果たして社会を良くすることなんてできません。

これからも僕は、細かいことを本気で注意していきます。それは社会を良くしたいから、社会を良くするためのチームをつくりたいからです。