2024/08/03
とある20代のAさん。
僕がメンターとしてアドバイスしたことを、ちょっとまとめておきます。
Aさんは、いま高い成長を目指し、成長痛に苦しんでいる。
苦しい。けど成長したい。でも苦しい。。。
をループしている。
この苦しみを超えたら、楽できる日々が待っていますかね?
と聞かれたので、残酷なアドバイスをしました。
楽になんかならないよ。
むしろ苦しみが増えるよ。
僕も、毎年、着実に苦悩は増えていっている。
でも、自分がそれを選びたくて選んでいるだけだよ。
厳しいかもしれませんが事実です。
登山家であれば、一つの登頂を終えたとき、さらなる高い山を目指してしまいます。
理由は、「そこに山があるから」です。
五合目にたどり着けば、六合目に進もうとするだけで、楽になんかなりはしない。
ただ、苦しいと同時に、爽快なだけだ。
楽になりたいと思うことはイケナイことなんですかね?
と聞かれたので
いや、イケナイことではないよ
そんな法律はない
自分がどっちが幸せかを選択するだけだよ
成長するのが幸せな人、楽になるのが幸せな人。
それは個人の選択の自由だ。
ラーメンが好きか、トンカツが好きか、と同義だと思う。
で、結局、成長が好きな人は勝手に5合目、6合目を目指し、山頂を目指す。
そして、登頂したら、次の山を目指す。
なんでそんなに成長したいのか?と聞いても、「そこに山があるから」という禅問答のような答えが待っているだけだ。
なので、楽になりたいから頑張るというのは矛盾しているかもしれない。
「酸素が少ないから山頂を目指す」みたいな。
ただ、山頂に行ったことが無いのであれば、一度は行ってみることをお勧めする。
一度いってみて、二度と行きたくないと思ったなら登山はしなくて良いと思う。
それは自分の人生だから、自分で決めるべきだ。
僕も学生時代に富士山に登って、とにかくキツくて、山頂で「二度と登らない」と誓ったのに、10年後に再登頂してしまった。
そして二度目の山頂でも「二度と登らない」と決心したのだが、きっとまた登るのだろうな。
トライアスロンしたときも、ゴールした時に、「もうやりたくない」と思ったが、一年後に同じ大会でゴールしてた。
そして二度目のゴールの時も「もう二度とやらない」と思ったけど、きっとまたやるのだろうな。
なぜなら、そこに山があるから。