ぢろぐ~馬鹿が日本を元気にする

このブログは、「馬鹿が日本を元気にする」を理念に掲げ、 泣いたり笑ったり、ときおり本気で闘ったりしている、 BNGグループ代表 蔵元二郎の日々をつづる、ちょっと九州男児な日記である

社長の仕事_実現不可能な前提は「出来ない」と解釈する

time 2016/09/21

社長の仕事_実現不可能な前提は「出来ない」と解釈する

41歳です。

20代の若者たちとスポーツすると、大体負けます。悔しいです。「20代の俺なら、お前なんかには絶対に負けないからな!」なんて幼稚な発言をすることもあります。

でも、僕が20代になることは2度とあり得ません。あり得ないということは、「20代の俺なら」という前提は実現不可能な前提になのです。

よって「41歳の俺は、20代の君たちには敵わない」ということです。

 

 

同じような過ちをマネジメントでは、よくやってしまいます。

社長が業績未達の部長に向かって、「俺がやれば絶対に達成できるのに、なんで出来ないんだ!」と言い始め、最悪の場合、自ら部長を兼務しちゃうというシーン。

はい。僕もこれまで何度も何度も繰り返してきました。成果が出せたこともありますが、大半はそんなに上手くいきませんでした。

 

確かに社長個人がフルコミットで部長をしたら、業績未達部長より良い成果が出せるでしょう。

 

でもいま、本当に部長にフルコミット出来ますか?

たくさんの社長業を兼務しながらではないですか?

頭の中はたくさんの他部署のモニタリングしながらではないですか?

他部署の重要事項を決裁しながらではないですか?

 

 

「20代の頃の自分」が実現不可能な前提というのと同じように、「俺が部長をやれば(フルコミットすれば)」が実現不可能な前提ではないですか?

 

そして、本当に求められてることは、社長自身が部長を務めるのことではありません。

 

1.いまの部長が達成できるように指導する

2.いまの部長でも達成できる仕組みをつくる

3.結果の出せる部長を新たに採用する

4.いずれでもないが、自身が社長を務めながらも、部門が達成する方法をとる

 

これらのいずれかが社長のすべきことです。

 

 

 

お恥ずかしいながら、7期最大の反省はコレでした。

BNGとしては、恥ずべき事実ですが、同じ轍を踏む経営者が減ることを願い公開しました。

 

幹部の皆さまへ
社長が「もういい!俺がやる!」と言い出したとき、「こんな意見もありますね。もう少し良い案がないか、僕も考えてみます!」なんて使って頂けたら幸いです。

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プロフィール

蔵元ぢろ

蔵元ぢろ

鹿児島県出身。九州大学卒業後、大手金融機関にて採用・経営企画に携わった後に、ベンチャー企業にて新規事業の立ち上げに従事。 で、いろいろ経て。27歳で、ジェイブレインという会社を創りましたとさ。 34歳でBNGパートナーズを起業しましたとさ。気が付けば7社くらいのBNGグループになりましたとさ。つづく。