2024/08/03
週末に帯広に飛び、日本初の民間ロケット(いわゆるホリエモンロケット)発射成功の瞬間を見に行きました。
すでに多くのメディアでとりあげられている通り、残念ながら失敗に終わってしまったのですが、いろんなことを考えさせられました。
発射予定時刻は早朝5時。
僕らは3時起きで、4時30分頃に現地入り。
前日にいろいろと説明してくれたインタステラテクノロジー社長や技術者の方は徹夜で準備。
うまくいけば5時に飛ぶかもしれないし、うまくいかなければ当日の夜まで、場合によっては翌日の夜までひたすら待つということで、双眼鏡やキャンプ用のチェアを持って長時間の待機に備える。
現場には報道陣がギッシリ・・・
5時の発射予定が、落下予定海域に漁船が入ってしまったとのことで、発射を5時30分に延期するアナウンス。
「まあ、いろいろあるよな、今日は長い一日になる」
と覚悟を決めていたのですが、5時30分近くになると、順調に発射しそうな雰囲気。
行くのか?行くのか?
ドキドキしながら双眼鏡をのぞきこんで5時30分を迎えると、着火したのを確認!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
と思ったのですが、炎はあがれど、天に昇っていく姿は確認できない。
え?
え?
どうなった?
混乱していると、abemaTVの動画が発射台近くの映像を公開。
残念ながら一度は天に向かって発射したものの、直後に、巻き戻しのように落下して炎上した模様。
なんとも残念で、複雑な心境でした。
そして、イノベーションのための失敗の瞬間を見たことが胸に突き刺さりました。
いまの豊かな社会、技術があるのは、こういう挑戦と失敗が数えきれないほど積み重ねられてきたからなんだなと。
多くの先人への感謝で胸いっぱいになりました。
いまの豊かさを当たり前と思ってはいけない。
インターステラの皆様が「価値のある失敗だった」と仰るように、多くの価値ある失敗のおかげで、自分は豊かな現在に生きている。
自分の前にある壁、失敗なんて、先人の超えてきたものと比べると、本当にちっぽけだなと思いました。
微力な僕には、まだまだインタステラテクノロジー社の挑戦に投資するほどの余力はないのですが、お招きいただき、この光景を見ることが出来たのは、神様からのギフトと胸に刻んで、いまの自分にできること、自分の天命、役割を一所懸命に闘っていこうと思いました。
堀江さん、丹下さん、お招きいただきありがとうございました!